韓国出身の歌手パク・ジュニョン(37)が13日、都内で、新曲「永遠にサランヘヨ」発売記念の取材会を行った。

12年に「愛・ケセラセラ」でデビューをして以来、9作目のシングルで初めて、故郷と両親への愛をテーマにした曲をタイトル曲にした。

「すごくうれしいです。歌詞も自分の気持ちを見事に表現をしていて、歌唱をする時には故郷や父、母を思いながら歌っています」。歌詞に「父の夢みて目覚めた」とあるが「数日前に、本当に父の夢を見たんです」と驚いていた。

デビューから7年。これまでは、女心や失恋ソングを主に歌唱してきた。韓国では女性心理を男性が歌唱することがないので、最初は戸惑いもあった。「分からないところは、(師匠の山本譲二の夫人)悦子オモニに聞いたりして、理解をしようと務めました」と振り返った。

日本では現在、K-POPがブームになっているが、「いろんなジャンルの曲を歌いたい思いはあるが、自分は演歌や歌謡曲に軸足を置いて、これからも頑張っていきます」。今の路線のまま走っていくと誓った。

以前の取材では、「結婚をするのならば優しい日本人女性がいい」と話していた。今も変わらないか聞くと「はい、変わりません。でも、今は音楽とファンの人が恋人ですから、結婚の予定はありません」。

15年発売の「河口湖」、16年の「羽田発」、17年の「涙の流星」、18年の「ブリキの玩具」に続いて、「永遠のサランヘヨ」もオリコンの週間ランキングの演歌・歌謡曲部門で初登場1位を記録している。

5作連続の堂々たる記録だが、「自分はまだまだです。座右の銘は『人事を尽くして天命を待つ』。自分のできることを精いっぱいやって、1人でも多くの人に歌声を届けていきたい」と謙虚に誓っていた。