19日に放送されたV6井ノ原快彦主演のテレビ朝日系ドラマ「特捜9 season2」第10話の平均視聴率が12・7%(関東地区)だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。

初回は15・2%、第2話は12・3%、第3話は11・6%、第4話は13・1%、第5話は12・7%、第6話は12・7%、第7話は11・6%、第8話は12・2%、第9話は14・3%だった。

06年4月期放送開始の「警視庁捜査一課9係」に続く新シリーズとして、18年4月期にスタートした「特捜9」の第2弾。個性派ぞろいの捜査一課特別捜査班「特捜班」の活躍を描く。井ノ原のほか羽田美智子、津田寛治、吹越満、田口浩正、山田裕貴、中越典子、原沙知絵、寺尾聰がレギュラー出演する。

第10話のゲストは馬渕英里何、三輪ひとみ、大西武志。ある日、鑑識課の猪狩哲治(伊東)が特捜班を訪ねてくる。世間を賑わせている大手通販会社社長・橘英輔(大西)と副社長・三島綾香(三輪)の心中に納得がいかないという。猪狩は6年前に橘の悪徳商法に引っ掛かり自殺に追い込まれた森山隆一の友人で、「橘のような悪党が自殺するわけがない」と憤慨していた。さらに猪狩によると、橘と綾香の死亡推定時刻には1時間のズレがあるという。浅輪直樹(井ノ原)は特捜班が捜査を引き受けると宣言する。

2人がベランダから飛び降りたとみられる橘のマンションに向かう直樹と新藤亮(山田)だったが、事件当日は防犯カメラのメンテナンスで、マンション内の映像が一切ないことに違和感を覚える。

さらに司法解剖の結果、綾香は転落死で間違いないが、橘の死因は鈍器のようなもので頭部を殴られたことによる脳挫傷だということが判明する。橘の部屋を調べていた鑑識課も、現場に残されたわずかな血痕を発見。自殺ではなく他殺の可能性が浮上する。

一方、6年前の悪徳商法について調べていた小宮山志保(羽田)と村瀬健吾(津田)は、悪質な商売をしていた橘と戦おうとしていた弁護士・佐々木麻里(馬渕)の存在を知る。