俳優松坂桃李(30)主演のフジテレビ系連続ドラマ「パーフェクトワールド」(火曜午後9時)の25日に放送された最終回の視聴率が7・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが26日、分かった。最終回で最高を記録し有終の美を飾った。

初回から6・9、5・8、6・0、6・5、6・1、6・3、6・1、6・1、6・6%だった。

関西地区は11・7%だった。

建築士の鮎川樹(松坂)は、大学生の時に事故に遭って脊髄を損傷して、下半身が不随になる。「恋愛も、好きだったバスケットボールも、もうしない」と、心に固く決めていた。そんなある日、高校時代の同級生・川奈つぐみ(山本美月=27)と再会。閉ざされていた樹の心が、少しずつ開かれていく。原作は、女性コミック誌「Kiss」(講談社)に連載中の有賀リエ氏作の同名コミック。累計部数は170万部を超えている。

最終回で、1度は別れた樹(松坂)とつぐみ(山本)だが、運命が2人を再び引き合わせる。もう二度と別れないと決めた樹は、つぐみにプロポーズ。2人は人生を共に生きる覚悟を決めた。

そんな2人の決断に、つぐみの父・元久(松重豊)だけは、娘が苦労するのは目に見えていると、2人の交際に断固反対。それでも樹は、元久にも結婚の許しをもらおうと何度も家を訪ねるが、そのたびに門前払いされてしまう。

そんなある日、やってきた樹と2人で話をしたいと申し出た元久。つぐみの幸せを願うなら、なぜ苦労をかけると分かっているのに結婚を望むのかと問う元久に、樹はつぐみと別れてから今日までの気持ちを包み隠さずに話す。それでも決して首を縦に振ろうとしない元久だったが…。