吉本興業は19日、闇営業で謹慎処分中だった雨上がり決死隊宮迫博之(49)を契約解消したことを発表した。先月24日に当面の間の謹慎処分と発表されていた。

吉本興業はこの日午後、19日付で宮迫とのマネジメント契約を解消したことをファクスで報告。「宮迫は、既に報道されている反社会的勢力の主催する会合に出席していた件により謹慎中でしたが、弊社といたしましては、諸般の事情を考慮し、今後の宮迫博之とのマネジメントの継続に重大な支障が生じたと判断し、上記決定に至りました。多くのファンのみなさま、関係各位に多大なるご迷惑ご心配をおかけしておりますことを重ね重ね深くお詫び申し上げます」とした。

記者会見は行わないという。

14年12月、都内ホテル宴会場を貸し切りにして行われた、振り込め詐欺グループの忘年会に吉本興業などの後輩芸人と出席したと、先月7日発売の写真誌「FRIDAY」で報じられた。仲介したカラテカ入江慎也(42)が吉本興業から契約解消されている。

当初、ツイッターなどで、相手が反社会的勢力だとは知らなかったこと、謝礼を受け取っていなかったなどと説明して謝罪した。だが、その後、謝礼を受け取っていたことが判明、うそをついていたことから、先月24日に当面の間の謹慎処分を受けた。

今月13日には吉本興業が受け取った額を、宮迫が100万円、田村亮が50万円と発表。レイザーラモンHGやガリットチュウ福島善成、くまだまさしらが10万円以下の謝礼を受け取っていた。芸人たちは税務修正や寄付などを行った。

そうした中、宮迫は19日発売の「FRIDAY」で、16年7月に福岡で起きた7億6000万円相当の金塊強奪事件の主犯格とされる男らのグループと、事件の3週間後に酒席をともにしていたことを報じられた。金銭を受け取った「ギャラ飲み」疑惑も報じられた。