カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを獲得した映画「万引き家族」(午後9時)が20日にフジテレビ系で地上波初放送され、視聴率が12・3%(関東地区)だったことがビデオリサーチの調べで22日、分かった。

同映画は日本アカデミー賞の最優秀作品賞などを受賞。是枝裕和監督は最優秀監督賞と脚本賞、安藤サクラは最優秀主演女優賞、樹木希林さん(享年75)は最優秀助演女優賞を受賞している。

あらすじは、祖母の年金と万引きで生計を立て、仲良く平屋で暮らしている一家が、冬のある日、父親が団地の廊下で震えていた少女を見かねて連れて帰り、体中傷だらけの彼女を娘として育てることに。そんな中、ある事件をきっかけに家族はばらばらになり、それぞれが抱える秘密と願いが次々と明らかになっていく。