俳優金子大地(22)が20年2月、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場で開幕する彩の国シェークスピア・シリーズ第35弾の舞台「ヘンリー八世」に出演することが21日、分かった。舞台初出演となる。

同シリーズは蜷川幸雄氏の元、シェークスピア全37戯曲の完全上映を目指し98年にスタート。17年12月には2代目芸術監督に吉田鋼太郎が就任し、同作が3作目となる。

主演ヘンリー八世は阿部寛、枢機卿ウルジーを吉田が務め、金子は幼児エリザベスを洗礼するキャンタベリー大司教クランマーを演じる。

金子は「自分でもいつか舞台に立ちたいと思っていた中、『おっさんずラブ』でずっとご一緒してきた鋼太郎さんに演出していただけることが本当にうれしいです。『大地がこの役を演じてくれて良かった』と言っていただけるよう頑張ります」と喜びを語った。

吉田は「きっと多大なるプレッシャーと戦っているでしょう。大地の初舞台を演出する僕も多大な重責を感じています。でも、『おっさんずラブ』で戦っていた大地を僕は知っています。必ず素晴らしい初舞台になると確信しています」と話した。

 

◆金子大地 1996年(平8)9月26日、北海道生まれ。アミューズオーディションフェス2014俳優・モデル部門で優勝。15年に俳優デビュー。17年に映画6本などに出演後、18年にはテレビ朝日系「おっさんずラブ」にレギュラー出演。今年4月期にはNHKよるドラ「腐女子、うっかりゲイに告る。」で主演を務めるなど若手実力派俳優。特技はバスケットボール。身長179センチ。