歌舞伎俳優片岡愛之助(47)、中村七之助(36)、市川中車(53)が22日、大阪市で九月花形歌舞伎通し狂言「東海道四谷怪談」(9月2日から26日まで)の製作発表会見に登場した。

今回の公演は南座の新開場を記念したもの。関西の本興行では26年ぶりの上演となる怪談物の傑作で、愛之助は民谷伊右衛門を演じる。「色悪の代表のようなものだから、それを感じてほしい」と話した。

3人とも初役で、3人で同じ舞台に立つのは今回が初めて。七之助は「どういう化学反応が起こるか楽しみ」。中車は「(自分が)年上だけど後輩だから2人の言うことをよく聞きます」と話した。