世界的大ヒットドラマ「24-TWENTY FOUR-」シリーズの捜査官ジャック・バウアー役で知られる俳優キーファー・サザーランド(52)が、ツアーバスの階段から転落して大けがしたことが明らかになった。

俳優業だけでなく、ここ数年は音楽活動も行っているサザーランドは、インスタグラムでデンマークに向かって移動していたツアーバスで事故があり、肋骨(ろっこつ)に重傷を負ったことを明かした。「呼吸するのも困難で、歌うことができない」とけがの程度を明かし、欧州ツアーの残り3公演をキャンセルすることを発表した。「チケットを買ってくれたファンの皆さんには不便をかけてしまい、大変申し訳ない。できる限りの埋め合わせはするつもり」とコメントし、9月から10月にかけて代替公演を行う予定であるとしている。肋骨を骨折したのかなどけがの詳細は明らかになっていない。

サザーランドは2016年にデビューアルバム「ダウン・イン・ザ・ホール」をリリースして歌手デビューし、ツアーも行うなどここ数年は音楽活動に専念している。現在は4月にリリースした新アルバム「レックレス&ミー」を引っさげてツアーを行っていた。不死身で知られるバウアーを演じていただけに、SNSには「バウアーなら肋骨の痛みになんて負けずに歌うはず」などの書き込みが相次いでいる。(ロサンゼルス=千歳香奈子)