ダウンタウン松本人志(55)が18日、レギュラーを務めるフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演し、アニメ「アンパンマン」の得意技「アンパンチ」が幼児に悪影響を与えると心配する親の声に端を発したネット上の論争「アンパンマン論争」についてコメントした。

松本はこの話題について「僕は関わりたくない。本気で思っている人はいないんじゃないか。不完全なボケに我々が乗っからないといけない面倒くささみたいなものを感じてます」と苦笑した。「でも本当に思っている人がいるなら、これはなかなかすごい」と騒動について信じられない思いを示した。

過去に同番組でアニメの暴力シーンの是非につい取り上げた際、自身が「アンパンチが弱すぎる。だからバイキンマンが毎週あんなことをする」などとコメントしていたことを改めて紹介されると、「むしろ俺はもっと攻撃力をアップしろという考え方だったんですね」と笑った。

コメンテーターのヒロミ(54)は「暴力的になったとしても、それを教えるのが親だからね」と松本に同調。武田鉄矢(70)は「暴力は人間の本能みたいなもの。暴力から生まれたものはある。オリンピックには空手、ボクシング、レスリングがある。野生の暴力みたいなもので、これを否定すると人間の大事な部分が枯渇して、生きる力がなえていく」と持論を述べた。