日本テレビ「24時間テレビ42」(24、25日放送)の全枠の平均視聴率が16・5%で、歴代13位だったことが26日、ビデオリサーチの調べなどで分かった。

瞬間最高は、いとうあさこが国技館へラストスパートした25日午後8時51分の39・0%だった。

平均視聴率の主な内訳では、同局水卜麻美アナ(32)の24時間駅伝参加が発表された時間を含む、24日の午後6時30分から9時20分が20・5%。嵐の相葉雅紀(36)が主演したドラマスペシャル「絆のペダル」が放送された同9時20分から同11時20分が18・0%。

25日は午後4時59分から同5時23分の時間帯に20・2%と20%台に乗せ、「チャリティー笑点」などが放送された同5時23分から同7時が24・4%。同7時から同8時54分のラストは27・6%だった。

また、「24時間テレビ」の生放送内に収まらなかったいとうあさこ(49)の24時間駅伝ゴールを急きょ生放送した「行列のできる法律相談所」(午後9時)も26・3%の高視聴率を記録した。

同局の田中宏史編成部長は「4回目の総合演出となる古立善之ディレクターを中心とした制作チームで、令和初の24時間テレビにふさわしい素晴らしい番組にしてくれました。出演者・制作全員が一丸となり、全国の皆様に『人と人』をつなげるメッセージと感動が『全平均視聴率16・5%』の高視聴率につながったと思います」と、メインパーソナリティーの嵐を始め、チャリティーパーソナリティーの浅田真央さんらに感謝。ラストの27・6%の視聴率は「24時間駅伝企画ゴールへの注目度の高さだったと思います」と、水卜麻美アナらチャリティーランナーらへのねぎらいも見せた。

25日時点で6億8421万2104円が集まった募金についても「多くの皆様にも本当に感謝いたします」とコメント。来年は東京オリンピック・パラリンピックと時期が重なり、開催時期や会場なども不透明だが、田中編成部長は「43回目となる来年も、この多くの感謝を胸にお届けする24時間テレビにしていく所存ですので、引き続きよろしくお願い致します」と、24時間テレビの継続に強い意欲を示した。(視聴率の数字は関東地区)