女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の9日に放送された第139回の平均視聴率が23・8%(ともに関東地区)だったことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高視聴率は第15回の23・6%だった。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、なつは18年間勤めてきた東洋動画を辞める日を迎え、仲(井浦新)や井戸原(小手伸也)らと挨拶を交わした。そして仲間と一緒にこれまで試行錯誤してきた日々の数々を思い出した。そして拍手で見送られ、東洋動画を去った。後日、いよいよマコプロに入社したなつは、麻子(貫地谷しほり)や坂場(中川大志)らと北海道を舞台にした新しい企画「大草原の少女ソラ」の作画監督としてスタートを切った。そして、ロケをするためなつらは十勝にやって来た、という内容だった。