女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の12日に放送された第142回の平均視聴率が19・5%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第139回の23・8%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、東京に戻ったなつは、「大草原の少女ソラ」の主人公ソラのキャラクターを考えたが、坂場らにイメージとは合わないと受け入れられない。すると、下山(川島明)は、十勝でスケッチした優(増田光桜)や泰樹(草刈正雄)らの絵を見せる。すると、優らの生き生きとした姿を思い出したなつは、力強くソラのイメージを描き始める。

そしてなつがデザインした新しいソラが出来上がった。「かわいさとたくましさを捉えている」とスタッフにも評価される。坂場(中川大志)は、作品になつの実体験を重ねたいと希望する。物語は形になり始めていく。