お笑いコンビ、博多華丸・大吉の博多華丸(49)が22日、東京・中央区の明治座で、座長公演「めんたいぴりり~未来永劫編~」の舞台初日を迎えた。

博多名物「辛子めんたいこ」の誕生に情熱を注いだ夫婦の物語で、15年に博多座で上演された舞台の初の東京公演。

上演後、取材に応じた華丸は「故郷の博多での公演ではお客さんが『大丈夫かな…』という親心で見ていた。東京公演はどうなるか心配をしていたけど、反応が良かった」とホッとした表情で話した。好きな高校野球に例えて「福岡県予選を勝ち抜いて、甲子園の土を初めて踏んだ気持ち」と素直な心情を吐露した。

妻役の酒井美紀(41)も「アウェーだと思い緊張をしていたが、舞台の笑って欲しいところでしっかり笑ってもらえた。温かいお客さんでよかった」と笑顔を見せた。華丸に「バカーッ」と大声を張りあげるシーンには「一番の大きな声で絶叫しました」。華丸は「家でも言われているんです。公私ともにです」。

共演する小松政夫(77)は、華丸について「間が良い」と絶賛。「お客さんの笑いも大きいし、心が通っている。すごい」とほめちぎった。

博多、東京とくれば次は大阪や名古屋での公演にも期待が高まる。「パッケージはお安くなっています。そこまでの大物もいませんから」とセールストークをする華丸に、小松が「やっぱりそう思っていたのか…」とポツリ。華丸が慌てて弁解をしようとするなど、舞台上と同じく取材でも息のあったところを見せていた。

29日まで同所で計12公演を行う。