ロックバンド、トライセラトップスの和田唱(43)が、今月7日に肺炎で亡くなった父でイラストレーターの和田誠さん(享年83)に「おとう、またな!」と別れの言葉をつづった。

唱は11日、ツイッターを更新し、「親父が天国へ旅立った」と報告。「最近は日々具合が悪くなっていったから、どこかで覚悟はしていたけれど、同時に奇跡が起きることも願っていた。でもそれはかなわなかった。今思えば、きっと、親父なりにベストなタイミングでの旅立ちだったんだろう」と受け止めた。

続けて「親父はキャンプとか釣りとかスポーツとは無縁で、その辺のことは一切教えてくれなかった。おかげで俺はインドア派だし、スポーツのルールも大体知らない。でも親父は映画を教えてくれた。ジャズを教えてくれた。ルールに縛られないこと、好きなものは好きでいいこと、自分がこうだと思ったら貫くことを教えてくれた。おかげで俺は幸せな人間だ」と父の教えに感謝。「だから明るくサヨナラをしたい。それが和田家流だ。でも魂は死なないし、心にその人がいる限り、どのみちサヨナラなんてない。肉体的なしばしの別れにすぎないから、『おとう、またな!』くらいにしておこう。でもThank YouとI Love Youは添えておくよ。 唱」と悼んだ。