劇団唐組座長で劇作家の唐十郎(79)が16日、東京・下北沢の線路街空き地で行われた記念座談会に元気な姿を見せた。

18日から下北沢で43年ぶりに紅テントを張っての唐組公演「ビニールの城」を行うことを記念したもので、唐は写真撮影だけの参加だったが、「座長の唐十郎です。このたびはこうやってもらい、随分照れるもんで」などとあいさつ。座談会には柄本明も参加し、唐は「彼とは久しぶりでして。これからもよろしくお願いします」と、柄本と握手を交わした。

唐は12年に自宅で転倒し、脳挫傷と外傷性脳内血腫で半年間も入院した。その後は舞台出演もなく、公の場に姿を見せることも少なくなっていた。