テレビ朝日が16日夜、緊急に記者会見を開き、同局の夕方の報道番組「スーパーJチャンネル」(月~金曜、午後4時50分)で不適切な演出が行われていたと発表した。

同番組で今年3月15日に放送された「業務用スーパーの意外な利用法」で業務用の食品などを扱うスーパーマーケットに密着するコーナーで、放送に登場した客のうち主要な部分を構成している4人が担当の契約ディレクターの知人だったという。登場人物は店内では個人の必要に応じて自分用の買い物をし、披露していたエピソードなどおおむね実情に基づいてたという。

同局常務取締役の篠塚浩氏は、報道陣からの「仕込み、やらせにあたるのか」との質問に「否定はできないかなと思います」。また、「重大な案件。おわびすると同時にしっかりと対策しないといけないなと思っております」とした。