NHK木田幸紀放送総局長が23日、都内の同局で定例会見を行い、ラグビーW杯日本大会の高視聴率について語った。

大河ドラマ「いだてん」を休止し、20日に総合テレビで中継した「日本対南アフリカ」は、平均視聴率41・6%、瞬間最高49・1%を記録していた。

木田氏は「日本代表チームの戦いぶりは素晴らしいものだった。日本戦以外にも会場に多くの観客が詰めかけ、テレビの前で多くの人が声援を送り、全部のパワーが視聴率、数字になった」。

平均視聴率が40%を超えたことに、「30年前、40年前なら分かるが、令和元年でリアルタイムでここまで視聴率を取れるとは。この仕事を長くやって、テレビの同時性に強みがあるとまざまざと感じた」と感激の様子で話した。

NHKは9月28日のアイルランド戦も放送し、関東地区の平均視聴率22・5%、瞬間最高28・9%(ビデオリサーチ調べ)と、こちらも高視聴率を記録している。