人気コミックを3DCGアニメ化した「ルパン三世 THE FIRST」(12月公開)の完成披露試写会が11日、都内で行われた。

栗田貫一(61)小林清志(86)浪川大輔(43)のおなじみ主演トリオに加え、広瀬すず(21)と藤原竜也(37)が声の出演。広瀬は「作品を壊してしまうのではないかとドキドキでした。3DCGにすると、とても現実味があってルパンがかっこよすぎて…」。思わず照れた栗田は「あっ、おれの事じゃないんだ。映像は1週間に7秒しか進まないたいへんな作業。見どころが多すぎて、1度では見切れません」と笑顔で話した。

藤原は「国民的作品に参加できてうれしいです。実際に映像を見て、日本のアニメもここまできたかという驚きがありました」と言う。

独特の世界をCGで映像化した山崎貴監督(55)は「すずちゃんはとにかく声がいい。藤原さんにはシェークスピア的なリアリティーがありました」と2人を評価した。が、広瀬は「何年か前にある作品で監督から○○っぽくないね。と役に合わないと断言されてショックを受けました。今回も監督に合うのが怖かった」と過去のいきさつを明かした。

「そんなこと言った覚えはないんだけど」と苦笑した山崎監督は「『-カリオストロの城』など、宮崎駿監督の作品が印象に残っています。大好きなルパンを手掛けるチャンスなんてめったにない。お話をいただいて『やりたいです』と即答しました」と振り返った。