女優の葵わかな(21)と木下晴香(20)が12日、都内でミュージカル「アナスタシア」(東京公演=20年3月1~28日東急シアターオーブ、大阪公演=20年4月6~18日梅田芸術劇場)の制作発表会見に登壇した。

同ミュージカルは、帝政ロシア時代最後の皇帝となるロマノフ2世をはじめ一族が殺害された中、皇帝の末娘アナスタシアだけが難を逃れ生き続けたという「アナスタシア伝説」に基づいた物語。アニメ映画「アナスタシア」に着想を得て制作されたブロードウェイミュージカルの日本初演オリジナル版。葵と木下はミュージカル初主演で、主人公アーニャをダブルキャストで演じる。

葵は「日本初演ということで、そういう話に携われるのが光栄」とした上で、「演じるアーニャというキャラクターが、共感できる強い女性です。精いっぱい務めますのでぜひ、見に来て下さい」。木下も「オーディションのときから、スタッフさんの熱い思いを感じている。これから一緒に物語を作っていくのが楽しみです」と意気込みを語った。

2人は今年春に上演さえたミュージカル「ロミオ&ジュリエット」にもトリプルキャストとして出演している。プライベートでも親交があるといい、葵は「切磋琢磨(せっさたくま)し合っていた晴香ちゃんの顔をみたら、『やってやろう』という気持ちになった。親友同士、ライバルなど良い関係なので、お互い良いところや悪いところを見つけながら頑張っていきたい」。木下も「何でも話せる。欠けているいろんなところを補いながらやっていければ」と語った。

この日は他に、海宝直人(31)相葉裕樹(32)内海啓貴(24)山本耕史(43)堂珍嘉邦(40)麻実れい(69)も出席した。