俳優福山雅治(50)が13日、都内で、主演映画「マチネの終わりに」(西谷弘監督)公開記念舞台あいさつに出席した。

同作は東京、パリ、ニューヨークを舞台に、音楽家とジャーナリストの愛の物語を描いた芥川賞作家平野啓一郎氏の同名ベストセラー小説の映像化。福山は世界的なクラシックギタリスト蒔野聡史を演じる。

同作でクラシックギターに魅了され、この1年半の間に6本のクラシックギターを購入したことを明かした。「ギターはやってきたけど、今までつま弾くための爪は伸ばしてこなかった。右手の爪も伸ばして、今も伸ばしている。伸びた爪も僕にとっては出会いで、これも楽器なんです」と話した。

この日、石田ゆり子、西谷弘監督も登壇した。石田が「実は私も1本(クラシックギターを)買いました」と告白すると会場から拍手が起き、福山は「初耳!」と驚いた。「見てるうちに自分も弾けるような気になって、この年から始めてみようと」と話し、「ちょっと上手になったら一緒になにか…」と福山とのセッションを希望した。だが「まだ買っただけ」で、「3日後くらいからレッスンが始まるんです!」と、会場を笑わせた。また、「みなさんもこの映画を見たからには、ぜひクラシックギターに親しんでいただければと思います」とアピールした。

見どころにエンディングを挙げた福山は「今日あそこで泣けなかった人こそ、もう1度見てほしい。見るたびに違う感動と発見がある映画だと思います。長く愛していただける作品になることを願っています」と訴えた。