高畑充希(27)主演の日本テレビ系連続ドラマ「同期のサクラ」(水曜午後10時)の13日放送の第6話の平均視聴率が11・7%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べでわかった。

第1話は8・1%、第2話は9・5%、第3話は9・3%だった。先週の第4話で11・5%、第5話で11・8%を記録し2週続けて2桁に乗せていた。

高畑演じるサクラこと北野桜が、大手ゼネコン花村建設に入社し、故郷の離島に橋を架ける夢に向かっていくストーリー。周囲に忖度(そんたく)せずマイペースなサクラと同期入社の月村百合を橋本愛、木島葵を新田真剣佑、清水菊夫を竜星涼、土井蓮太郎を岡山天音が演じる。人事部の火野すみれを相武紗季、人事部長の黒川森雄を椎名桔平が演じる。物語は09年から1話1年、10話で10年分が描かれる。脚本の遊川和彦氏をはじめ、スタッフは同じ高畑主演で高視聴率を記録した同局17年ドラマ「過保護のカホコ」チームが制作している。

第6話でサクラは出向を命じられた花村建設の子会社の入社6年目を迎えた。相変わらず信念を曲げない性格のサクラだが、夢から遠ざかる現実に直面し少しずつ迷いが生じていた。

人事課時代からサクラのことを気にかけていたすみれは8歳の娘の子育てと仕事の両立に追われている中、部長の黒川から有名評論家・椿美栄子を招いての女性研修セミナーの仕切りを丸投げされた。

すみれは理不尽で細かい要望が多い椿に振り回され疲弊するが、黒川から椿は社長と仲が良いため粗相は許されないと圧力をかけられた。

椿のマネジャー米田との打ち合わせを前に、百合、子会社代表としてサクラもセミナーのプロジェクトチームに組み込まれる。話し合いの中でサクラはすみれが離婚してシングルマザーになったことを知った。

米田との打ち合わせの中で「講演後の質問は受け付けない」という要求にサクラは黙っていられず、米田を怒らせた。社長が現れ、現場を目撃されてしまった。

打ち合わせ後、元気のないサクラを見かねて百合は合コンに誘い出す。その話にサクラに思いを寄せる葵も乗じて好きな人がいるか探るがサクラに今は誰とも付き合う気はないことを宣言された。

その夜、サクラはすみれからの電話でプロジェクトチームから外れることを知らされた。すみれは講演会が近づくにつれて米田から理不尽な要望を突きつけられた。そんな矢先、娘のつくし(粟野咲莉)が同級生を殴ったと学校から呼び出された。理不尽なことに耐えられず手をあげた娘にサクラを重ね、つくしを叱ってしまった。すると職場から急な呼び出しを受け、そのままつくしを仕事場に連れて行くと、米田と椿の前での情けない姿をつくしに見られてしまった。米田や椿との打ち合わせが夜にずれ込むことになると、居合わせたサクラがつくしの世話を引き受けることになった。

すみれがサクラ宅につくしを迎えに来るが、米田や椿にへこへこする姿をみたつくしはすみれを突き放す。すみれはこれまでのストレスが爆発し、つくしに手をあげてしまいつくしは家を出て行った。

講演会当日、サクラはつくしを連れてくる。予定時間より短く、内容の薄い椿の講演にすみれが声を上げ、立ち向かうと、その姿につくしは「お母さん、かっこよかったよ。お母さん大好き」と抱きつき和解する。

すみれはサクラに感謝し10年後自分のようにならぬよう「自分の生き方を貫きなさい」と伝える。