俳優阿部寛(55)主演の連続ドラマ「まだ結婚できない男」(火曜午後9時)の19日放送の第7話の視聴率が8・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが20日、分かった。前回の8・9%より0・4ポイントダウンした。

初回から11・5%、7・7%(W杯バレーボール中継のため65分遅れで開始)、10・0%、9・5、10・0%、8・9%だった。

関西地区の視聴率は96・%だった。

第7話で、ある日、住宅プロデュース会社の森山桜子(咲妃みゆ)から、店舗デザインの仕事を持ち掛けられた桑野(阿部)。人が住む家を作ることがポリシーの桑野は断るが、報酬が期待できるからという、事務所の経理担当・沢村映子(阿南敦子)の圧に押され、とりあえず話を聞くことにする。

桑野の建築にほれ込んでいる依頼主の大島(岡部たかし)は、現在営業している店を閉め、全面的に作り替えると言う。話を聞くうちにがぜんやる気になった桑野だったが、改装前の店の写真を見せられがくぜん。その店とは、なんと田中有希江(稲森いずみ)が店長を務めるカフェだったのだ。

激しく動揺した桑野は、有希江に打ち明けようとカフェを訪ねるが、店に弁護士の吉山まどか(吉田羊)と早紀(深川)がいて言い出せずにいるうちに、話は思わぬ方向へ。なぜか桑野が自らの恋愛観を暴露する展開となり、気まずくなった桑野は、目的を果たせないまま、カフェを後にする。

事情を知らない有希江は、店の譲渡契約の直前になって店を退去するよう命じられ、困っていた。オーナー会社内のゴタゴタで、新店舗オープンの話が浮上していると言う。まどかは裁判で争うこともできると有希江を励まし、2人は新店舗の図面を見ることに。するとそこには桑野の名前があった。

そのころ桜子は、自分たちの結婚をなかなか桑野に報告しない村上英治(塚本高史)にいら立っていた。そもそも結婚に否定的な桑野が、自分たちを祝福してくれるはずもないという桜子に、英治は複雑な胸の内を明かした。