女優加藤みどり(80)と天海祐希(52)が17日、都内でフジテレビの「サザエさんウイーク」(18~24日)発表会見に出席した。

同局系アニメ「サザエさん」は1969年(昭44)10月5日の放送開始から「最も長く放映されているテレビアニメ番組」としてギネス世界記録を更新中。この日は、放送開始以来から主人公フグ田サザエを演じる加藤が、ギネスワールドレコーズジャパンから「1つのテレビアニメ番組のキャラクターを最も長く演じてきた声優」として世界記録公式認定証を授与された。

加藤は認定証を前に「うわー、本物です!」と大喜び。50年もの長期にわたって、演じ続けることができたコツを聞かれると「それはですね、フジテレビが無くならなかったからです(笑い)。私自身はそんなに大変じゃなかったんですよ。何が大変だったかというと、50年前のアニメーションっていうのは手書きだったんです。30分の番組で7000枚作るんです。できな~いとか甘ったれるわけにはいかないです。大変だったけれど、やっぱりキャリアがないのに声優としてものすごく成長を遂げて、一生食べていけるだけの力をつけてもらった現場でした」と振り返った。

実写ドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」(24日午後8時)で、サザエさんを演じる天海は「サザエさんとして呼んでいただけたことが自分の想像を超えていて、私でいいんだろうかと。こんな幸せなことはないですし、毎週日曜日に拝見していたアニメですので、私が2歳くらいのときに始まっているんですが、人生を共にしてきたような感じです。プレッシャーはあったんですけど、撮影初期の段階で加藤さんにお目にかかる機会がありまして。そのときに本当にすてきなアドバイスをいただいてそれを胸にやらせていただきました」と話した。

 

また、24日の放送50周年記念スペシャルアニメ「サザエさん」(午後6時30分)の「カツオ、夢のメジャーリーグ」編で、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平(25)がキャラクターとして登場することが発表された。

大谷から「僕自身も小さい頃からずっとみていたアニメなので今回出演することになってうれしく思っています。これからもますます長く続きますように僕自身も応援しています」とメッセージが寄せられた。自身のキャラクターを見たときの印象は「そういう経験がないので不思議な感じがしたかな。自分の顔なので似てる、似てないは分からないですけど、見た人は似ているといってくれていました」と話した。