三代目J SOUL BROTHERSが、2年ぶりとなる全国ドームツアーを完走した。

17日、福岡・ヤフオク! ドームで行われた千秋楽公演を取材した。グループは来年デビュー10周年を迎えるが、公演前にリーダーの小林直己(35)とボーカル今市隆二(33)に話を聞くと、これまでのツアーとは違った感覚を味わったという。

自身4度目となる今回のドームツアーは、4月からスタートし、約7カ月間にわたって24公演を行い、同一ツアーでは自己最多となる115万人を動員した。これまでライブツアーでは、構成などを含めて、あまり過去を振り返るようなことはしてこなかったというが、小林によると「ファンの皆さんも1曲1曲に何かそれぞれの思いを乗せてくれているような気がして…。10年やってきたんだなと感じた」という。

そして、改めてグループとしての意義や絆も感じたという。今市は「もともと地元の友人でもなければ、言ってみれば他人同士で、たまたま集まった7人ですけど、それぞれ全く個性が違っておもしろいですし、でもグループがあるからこその個人でもあります。今回のツアーでは、それを再確認しました」と話した。

来年は、所属するLDHの6年に1度の祭典「LDH PERFECT YEAR2020」が開催され、三代目としての展開も準備されているという。今市は「10周年はファンの皆さんのおかげ。より寄り添った1年にしたいです」。小林も「改めて、新しい歴史をまたファンの皆さんと作っていきたいです」と意気込んでいた。