女優小芝風花(22)が19日、都内で、主演するNHKドラマ「パラレル東京」(12月2日午後7時30分、同3~5日は午後10時)の会見に共演の高橋克典と出席した。首都直下地震に襲われた東京を舞台に架空のテレビ局で働く報道チームの闘いを描く。

小芝は「初めて台本を読んで恐怖で涙が出る経験をしました。大きな地震の経験をしたことがないので、どこか遠い世界のことという感じがしていました」。さらに「地震に巻き込まれたらすぐ家に帰ろうと思っていました。でも群衆雪崩など危険なこともあり、安全な所に待機しないといけないということなど、知っているかどうかで、いざ巻き込まれた時に自分や家族ら大切な人の命を守れるかもしれません。そういうことがたくさん詰まっている作品」とPRした。家族とは「みんな被災者になりうることを肝に銘じていないとね」と話しているという。

高橋は作品について「エンターテインメントでもあり、注意喚起でもある。日本にいる全員に見てほしい」と訴えかけるように語った。また、「撮影中に母を亡くしたりして、肉親を亡くすことを体感してやりました」と明かすと「このドラマのテーマは生きるということ。とにかく生きていれば何とかなる」と語った。最後は家族と話し「防災グッズを、キャンプ用品を買った」と紹介した。