MDMAを所持したとして麻薬取締法違反容疑で警視庁に逮捕された女優沢尻エリカ容疑者(33)が最近、飲食店経営者の“新恋人”と交際し、スピード破局していたとみられることが19日、分かった。11年に別のデザイナー男性との熱愛が発覚、今年9月には別れも報じられたが、新たな恋愛歴が浮上した格好。デザイナー男性とは結局復縁したとの情報もあり、こうした複雑な男性関係が、薬物使用の背景にある可能性もありそうだ。

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関係者によると、沢尻容疑者はこの飲食店経営者と数カ月前から恋人関係になったとみられる。しかし最近、短期間の交際を終え破局したという。

沢尻容疑者をめぐっては11年ごろから、デザイナー男性と交際。14年には沢尻容疑者の母親も含めた同居が報じられ、結婚の可能性もささやかれた。しかし今年9月、一部で破局したと報じられたばかり。沢尻を知る関係者は「デザイナー男性とは夏ごろに破局したと聞く。飲食店経営者とはその直後ごろ交際を始めたと思われるが、最近別れている。だから飲食店経営者とは数カ月くらいしか付き合っていないのではないか」と証言した。

沢尻容疑者をめぐる男性関係は、複雑に思える。破局報道があったデザイナーとの復縁情報や、ほかの複数の男性との親密情報も浮上しているのだ。別の関係者は「最近、デザイナー男性と思われる人物と一緒に、クラブなどにいた姿が目撃されています。沢尻容疑者の周囲では、デザイナー男性とは復縁したか、復縁しつつあったとの見方が強い。さらに沢尻容疑者は、デザイナー男性や飲食店経営者のほかにも、親密な男性が複数いたようです」と話した。

沢尻容疑者は今月15日夜、東京・渋谷のクラブに行った。16日朝、都内の自宅に帰ると同時に、警視庁組織犯罪対策5課が家宅捜索。アクセサリーケースの中敷きの下からMDMAのカプセル2錠が見つかった。

この渋谷のクラブで遊んでいた沢尻容疑者を目撃した男性は「仲間と酒をガブ飲みしながら騒いでいた。男女問わずハグしたりハイテンションだった」と日刊スポーツの取材に証言した。MDMAは深刻な副作用がある一方で、高揚感や一体感が強まるなどの作用があるとされ「パーティードラッグ」「セックスドラッグ」などとも言われる。

同課はこうした沢尻容疑者の人間関係にも関心を抱き、MDMAの入手先などとともに調べを進めている。薬物に詳しい捜査関係者は「長年の恋人と破局したり再接近したり、新恋人ともスピード破局するなど複雑な男性関係を抱えるようにみえる沢尻容疑者が、MDMAなどを使って、一時的に何かを忘れようとしていた可能性もうかがえる」と分析している。