堤真一(55)と岡村隆史(49)が主演する映画「決算!忠臣蔵」(中村義洋監督、22日公開)の舞台あいさつが19日、京都市内で行われた。

大石内蔵助が残した「決算書」から「忠臣蔵」の裏側に迫るコメディーで、堤は内蔵助、岡村は内蔵助を支えるそろばん侍の矢頭長助を演じた。堤は「1月、2月に京都で撮影して、ようやく完成して見てもらえる」。岡村は「笑って泣ける作品で、今までとは違う忠臣蔵が描かれています」と話した。

中村監督が「決算書であり、明細が現代まで残ってたっていうのがすごい。現代にも捨てちゃう人がいるのに。昔の人はすごいんだなと心を打たれた」と話すと、岡村は、東京国税局から1億3800万円の申告漏れなどを指摘され活動自粛中のチュートリアル徳井義実(44)を連想し、頭を下げて「すみません、今反省していますので」と謝った。

堤は過去にドラマで内蔵助を演じたことがあったが「台本を読んで即決というか、ぜひやりたいと思った」と、今までのイメージと全然違ったことを明かした。

舞台あいさつの前には中京区の新京極商店街を人力車に乗って練り歩き、堤は「初めて乗ったけど、さらされてて恥ずかしい。でも乗り心地がいい」と話した。岡村は「堤さんが『竹内結子さんでも石原さとみさんでもなく、何で男同士でこんなに密着してるんや』と言ってた」と明かした。