EXILE TRIBE(一族)のFANTASTICSが20日、初の全国ホールツアー「FANTASTIC NINE」のパシフィコ横浜公演を行った。

今回のツアーでは、ライブ構成の中に、鈴木おさむ氏脚本の演劇パートを盛り込んだ。この日の公演前にメンバーが日刊スポーツなどの取材に応じた。

今回が舞台での初演技となったのは、澤本夏輝(25)瀬口黎弥(23)堀夏喜(22)木村慧人(20)八木勇征(22)中島颯太(20)の6人だ。

澤本 最初は何も分からなかったんですけど、(佐藤)大樹君からは間の取り方を教えてもらいました。ステージに立ってみて思うこともたくさんありましたし、声の強弱とか、伝え方がたくさんあるんだと感じました。

堀 初めてで、しかも人前でやるので最初は自信がなかったです。でも1カ月芝居の稽古をして、本番を想定してたくさんできたので、初日でたくさんの反応もいただけて、まだまだなんですけど、芝居の楽しさとかを経験させてもらいました。

中島 ボーカルとしては、ライブの前に声をからしてはいけないと不安があったりしたんですけど、歌とは違う発声法とかも教えてもらって、公演を重ねるごとに分かってきて、勉強になりましたし、いい経験になりました。

八木 演技を経験してみて、素直に楽しいと思いました。全部1から教えていただいて、鈴木おさむさんにもアドバイスをいただいたり、徐々に変化していけたと思います。歌う前に発声もできないので、準備にも気を使いましたし、その大切さにも気が付きました。

瀬口 今回のテーマは自分のありのままを表現する演技だったので、その部分では気持ちも入りやすかったり、自分たちの思いも届けることができました。サウンドドラマというやり方を、自分たちのものにして、スキルアップしていって、表現者としてステージに立っていければと思います。

木村 前から演技はしてみたかったのでうれしかったです。演じるのは自分自身だったので、改めて自分のことを見つめ直したり難しかったんですけど、来てくださるファンの皆さんも温かく見守っていただけて自信にもなりましたし、もっと演技を知りたいと思いました。

リーダーの世界(28)は「皆さんに台本を見せたいくらい、アドリブが多いんです。どの公演も同じ公演がないくらい」と笑顔で明かした。「みんなキングオブコントに出たいのかなというくらいツッコミもすごいです。今回はコメディー要素も強いんですけど、がっつりコメディー作品もやってみたいと思いました。普段の自分たちとは違うFANTASTICSの形も作っていければと思います」と今後についても話した。

舞台での主演経験もあるなど経験豊富な佐藤大樹(24)は、メンバーの演技について「自分が初めて舞台に立った時とは比べものにならないくらいすごく成長していますし、みんなが頼もしかったです」と目を細めていた。