音楽界で最も栄誉ある賞と言われるグラミー賞のノミネーションが20日に発表され、リゾ(31)が年間最優秀レコード賞や年間最優秀アルバム賞など主要4部門を含む最多8部門に名を連ね、初ノミネートを果たした。

「トゥルース・ハーツ」が年間最優秀レコードと年間最優秀楽曲賞、デビューアルバム「コズ・アイ・ラブ・ユー」が年間最優秀アルバム賞に名を連ねた他、最優秀新人賞にもノミネートされている。これに続く6部門にノミネートされたのはティーンに大人気の新星ビリー・アイリッシュと新鋭ラッパーのリル・ナズ・X。アイリッシュは史上最年少となる17歳で主要4部門にノミネートされる快挙となった。

今年は大ブレークした新人たちが賞レースを席巻する結果となったが、アリアナ・グランデが「サンキュー、ネクスト」で年間最優秀アルバム賞にノミネートされるなどこれに続く5部門にノミネートされている。さらにレーベル移籍で過去の楽曲の著作権騒動が起きているテイラー・スウィフトとレディー・ガガが3部門に名を連ね、ビヨンセは今夏公開された映画「ライオン・キング」のインスパイアード・アルバムが最優秀ポップ・アルバム部門にノミネートされるなど2部門で候補入りしている。また、今年3月31日にロサンゼルスで銃撃されて亡くなった二プシー・ハッスルが最優秀ラップ楽曲賞など3部門にノミネートされた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)