NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の第12週(12月16~21日)のあらすじを紹介します。

昭和35年の正月。喜美子(戸田恵梨香)は八郎(松下洸平)のいる商品開発室へ通っていました。八郎は、陶芸展に出す作品作りと、年末に大野(マギー)から頼まれたコーヒー茶わん作りに追われていました。

喜美子は陶芸を八郎に学び始めたばかりですが、コーヒー茶わん作りを、どうしても手伝いたいと思うのでした。本格的に取り組むのは初めてのことでしたが、喜美子は、集中力を発揮してコーヒー茶わんを作り上げ、八郎を驚かせます。しかし商品としていくつも作るのは、並大抵のことではありません。様子を見に来たマツ(富田靖子)は、喜美子が真摯(しんし)に取り組む姿に感動します。ようやくできたコーヒー茶わんが商品としてお金になったことで、喜美子は喜びを実感します。

陶芸展の発表が近づくと、喜美子と八郎のために常治(北村一輝)は、こっそり家の増築をします。八郎がめでたく新人賞を受賞し、いよいよ結婚の準備が始まります。喜美子は八郎の姉のいつ子(しゅはまはるみ)と対面し、弟への思いを聞いて、八郎を大切にしたいと気持ちを新たにします。

みんなで写真を撮ろうとしていると、ひろ恵(紺野まひる)という女性から喜美子にコーヒー茶わんの大量注文が飛び込んできます。喜美子を指名しての、陶芸の仕事の依頼は、初めてのことですが…。