俳優高野洸(22)主演の朗読劇「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」が10日、東京・品川のex劇場で初日を迎え、開演前に出演者たちが取材に応じた。

今年2~3月に東京・有楽町のヒューリックホールで上演されたものの再演。日本の小さな村に住む男性は、20歳になるまでに人生で1度だけ魔法を使うことができる。仲間たちが集まって、どんな風に魔法を使うか、過去にはどんなことに使われたのかを話し合う。

主役の音大生アキトと病弱なハルヒを、公演ごとに役を取り換えて演じる高野は「すてきな世界観を大事に公演したい」。高野と役を取り換える眞嶋秀斗(24)は「子供から大人まで共感していただける作品だと思う」と話した。

アキトの母親役のしゅはまはるみ(45)は「再演ですが衣装も微妙に違う。個人的には、この10カ月で心境の変化もありました。台本は変わっていませんが、違いを楽しんでいただけるように頑張ります」と笑顔を見せた。