俳優梅宮辰夫さんが12日午前7時40分、慢性腎不全のため、神奈川県内の病院で死去した。81歳だった。

梅宮さんの遺作となったテレビ朝日系「やすらぎの刻~道」(月~金曜午後0時30分)ではこの日の放送後、テロップで「12月12日 梅宮辰夫さんがお亡くなりました 心よりご冥福をお祈り申し上げます」と悼んだ。同番組のツイッターでも同様にコメントした。

梅宮さんは、石坂浩二(78)演じる菊村栄の元に突如現れる、亡き父の栄一役を演じていた。所属事務所を通じてコメントを発表した石坂によると、梅宮の撮影は2カ月前の10月中旬まで行われていたという。石坂は「お体の調子はあまりすぐれずつらそうに見えました。撮り終わって『セリフをやっと覚えただけで芝居をやれなかった。これじゃダメダ。ワルカッタ…』。悔しそうでした」と振り返った。