俳優梅宮辰夫さんが12日午前7時40分、慢性腎不全のため、神奈川県内の病院で死去した。81歳だった。

女優三田佳子(78)が、所属事務所を通じて、追悼コメントを発表した。三田のデビュー作「殺られてたまるか」で共演して以来、東映のゴールデンコンビとして、「ヨッコ」「梅ちゃん」と呼び合う仲だったという。三田は「嗚呼、梅宮辰夫さんが…転居先の真鶴でママと3人でおいしい魚を食べたかったわね」とつづり「一昨年、『おいしいすしを食べに行こうよ』と誘ってくださり、ママも交えた、ゆったりとしたひとときが忘れられません。『ヨッコも俺も、いまだに現役で仕事しているって、すごいことだよ』。去年3月のパーティーは、私がまだ頸椎の手術から日が浅く、結局、間際に欠席の電話をせざるを得なかった。『そうか~、来れないのか』とほんとうにガッカリした様子の梅ちゃんに、ただただ申し訳なかった」とつづった。

さらに「『今度、必ず真鶴に遊びに行くからね』と約束しながら、果たせなかった事が、心苦しくて、つらくて…。またひとり、大切な仲間が先に逝ってしまった。寂しいよ。梅ちゃん。どうぞ安らかにお眠りください」と悼んだ。