NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の13日に放送された第65回の平均視聴率が20・0%、14日放送の第66回が19・2%(ともに関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出している。

あらすじは、八郎(松下洸平)は、常治(北村一輝)から将来が分からない陶芸家になる夢をあきらめて、丸熊陶業で働いて欲しいとお願いされ承諾した。しかし、会話を聞いていた喜美子(戸田恵梨香)は、納得できず反論した。「(八郎が)陶芸家になるまで支えます」と喜美子が宣言すると、八郎は「人の心を動かすような作品作りたい。陶芸展で賞を取ります。一緒に夢を見させて下さい。川原八郎になります。結婚させて下さい」と頭を下げた。常治は「賞を取ったら、受賞祝いと結婚祝い出したる。取れるもんなら取ってみい」と結婚を承諾した。

喜美子は八郎の陶芸展での受賞を叶えるため支えながら陶芸の練習にいそしんだ。八郎は陶芸展の締め切りが迫り試作品を若社長に見てもらうが、良い返事はもらえず最初から作り直すことになった。喜美子は出品期限が近づき焦る八郎を気分転換に信作(林遣都)の実家のカフェに誘った。そこで八郎にコーヒー茶わんの制作の依頼があり、負担がさらにふえることに悩んだ、という内容だった。