12日に慢性腎不全で亡くなった俳優梅宮辰夫さん(享年81)の葬儀が14日、都内の斎場で営まれた。葬儀は近親者や近しい関係者のみの密葬で、演出家テリー伊藤(69)やタレントせんだみつお(72)らが参列した。

せんだは「昨日泣くだけ泣いたんで今日はお別れをね。本当に親切な方でした。棺(ひつぎ)を見ると、たまらないです…」と声を詰まらせた。遺影は「ダンディーな写真でした」と明かした。

一番の思い出として、昨年に自身が司会を務めて開催された梅宮さんの「80歳&芸能生活60周年記念パーティー」をあげた。本番前に転倒し、顔面を30針縫うけがを負いながらステージに立った梅宮さん。「役者魂すごい。『お客様がこんなに入っている。やらないわけにいかないだろう、せんだ』ってね」。続けて「山城新伍さんが逝かれて、松方弘樹さんも逝かれて、東映を支えた3大スターがね、天国でどんな話をしているかなと思うと。仲良くやっていらっしゃると思いますよ」と話した。

梅宮さんの妻クラウディアさんや娘のアンナ(47)について「憔悴(しょうすい)しきっていました。目を合わせられませんでしたね…。奥さまとお嬢さまですからね…」と2人の様子を語った。