俳優高嶋政伸(53)が15日、都内で、映画「アパレル・デザイナー」(中島良監督、来年1月10日公開)の完成披露試写会に出席した。

高嶋にとっては、初主演した「修羅場の人間学」(93年)以来26年ぶりの主演映画。「名前が一番上に付いてるだけ。皆さんに助けていただいた。若い方が本当に頑張って、作品に大きな魅力を与えた。変化球なしで、ど直球でみんなが頑張った映画」と、謙虚に話した。

高嶋は「話長いですか?」と言いつつ、熱く作品について語った。特に、若いスタッフ、キャストと一緒に仕事ができたことが刺激になったよう。演じた役を引き合いにしつつ、高嶋は「(主人公は)孤高のデザイナーというより、若い方と、もの作りをすることに生きがいを感じている人物なんじゃないかと思った。自分を踏み台にして追い抜いて出て行ってほしいと思っている人間じゃないかと思う。僕も若い方とご一緒するのうれしい」。

ファッション業界を描いた物語で、ほかに堀田茜、西村美柚、飯島寛騎、前川泰之、生田智子が出席。