女優松下奈緒(34)主演のフジテレビ系連続ドラマ「アライブ がん専門医のカルテ」(木曜午後10時)の16日放送の第2話の視聴率が7・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが17日、分かった。前回の8・4%より0・7ポイント、ダウンした。

松下が演じるのは、横浜みなと総合病院に勤務する腫瘍内科医のオンコロ先生こと恩田心。3カ月前に事故に遭い、意識不明の夫(中村俊介=44)との間に、1人息子の蓮(桑名愛斗=8)がいる、働く母親でもある。そこへ有能な消化器外科医の梶山薫(木村佳乃=43)が移籍してきて、がん診療のバディを組むことになる。

第2話で、心(松下)が所属する腫瘍内科に乳腺科から、乳がん患者の術前化学療法の依頼が来た。患者は日ノ原徹(寺脇康文)という男性。男性の乳がん患者は、罹患(りかん)者全体の1%にも満たず、その存在をあまり知られていない。部長の阿久津晃(木下ほうか)は光野守男(藤井隆)を担当に指名した。

日ノ原と対面した光野は、彼の母親も乳がんだったことを知り、遺伝性の可能性もあると検査を勧める。さらに娘がいると日ノ原から聞いた光野は、なおさらと検査を勧めるが承諾は渋られてしまう。乳がんにかかったことを「男の自分がなぜ」と戸惑いを隠せない様子だ。

一方、心も若い女性の乳がん患者の佐倉莉子(小川紗良)を、研修医の結城涼(清原翔)と夏樹奈海(岡崎紗絵)を伴い診察していた。莉子は自分が乳がんと診断されたことが信じ難く、会社への報告などに悩んでいた。診察後、心から「莉子は乳房全摘手術が望ましい」と聞かされた奈海は、まだ若いのにと残念がる。すると結城は「若いからこそ早期治療が必要だ」とドライに反論する。

仕事を終えた心がいつものように匠(中村)を見舞って帰宅すると、京太郎(北大路欣也)が義父の漣(桑名)の面倒を見てくれていた。だが漣を甘やかし、宿題を手伝っていて、匠の意識が戻ることもあきらめたかのような京太郎に対しての愚痴を、心は薫(木村)にメールする。トレーニングジムでメールを受け取った薫だが、匠の事になると返答に戸惑ってしまう。