ヘンリー王子が16日、「王室の中心メンバーから退く」との発表以来、初の公務で元気な笑顔を見せたと報じられている。

王子はバッキンガム宮殿で、ラグビー世界杯2021のためのイベントを主催。2016年にエリザベス女王から引き継いで以来、ラグビー世界杯の後援を行ってきたが、英サン紙の報道によると、王室のメンバーとしてはこれが最後の公務になるとみられている。

同紙によると、取材リポーターたちからは夫妻の将来についての質問が浴びせられたが、それには答えず、笑い飛ばしていたという。終始、明るいムードで、宮殿の庭でプレーしていた地元の学校の生徒たちにも、「芝生には、くれぐれも気をつけてね。僕が怒られちゃうから」とジョークを飛ばす一幕もあったようだ。

王室では、ヘンリー王子夫妻の王室離脱による課題について話し合うため、さらなる会合が開かれるとみられており、王子は最終決定が出た後、来週にはメーガン妃とアーチー君が待つカナダへ向かう予定と報じられている。

メーガン妃も発表以来、カナダにある女性のための非営利団体を訪問するなど、公の場に姿を見せている。(ニューヨーク=鹿目直子)