ヘンリー王子夫妻が昨年、開かれたディズニー映画「ライオン・キング」のプレミアで、監督のジョン・ファヴロー監督に自分たちを売り込む姿が映っているビデオを英デーリーメール紙が公開した。

同ビデオでは、ヘンリー王子が監督に、「今度、ボイスオーバーが必要な時は、私たちがお役に立てます」と話し始めると、メーガン妃も横から、「今日、私たちがここにいるのも、売り込むためです」と冗談ぽく割って入り、王子が最後に、「(悪役の)スカー役だけはダメですけどね」と話している。

その間、ビヨンセとジェイ・ズィー夫妻が横で見守っており、夫妻同士でおしゃべりしている姿も映っている。

ヘンリー王子が同プレミアでディズニーのCEOボブ・アイガー氏に、メーガン妃のボイスオーバーの才能を売り込んでいる姿のビデオも最近、公開されており、夫妻はCEOと監督の両方に直接、売り込んでいたようだ。

そのかいあってか、メーガン妃がディズニーとの間で、出演料をチャリティーに寄付する条件のもと、声の出演契約にサインしたと報じられた。ちなみに、同プレミアが開かれたのは昨年7月14日のことで、夫妻はその頃、あるいはそれ以前から、すでに経済的自立に向けて動き始めていたとも思われる。

英王室は18日、夫妻の今後についての最終決定を発表。夫妻は今春から殿下・妃殿下の称号は使用せず、公務から退くため王室助成金もカット。ウィンザーの自宅の改装費300万ドル(約3億3000万円)も返金することで合意したと発表した。(ニューヨーク=鹿目直子)