宝塚歌劇の雪組「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」新人公演が21日、兵庫・宝塚大劇場で行われ、最終7年目の諏訪さきが初主演した。

最後のチャンスでつかんだ主演に「今まで生きてきた中で、1番の経験をさせていただけた」と振り返った。

今作はギャング映画をもとにミュージカル化。米・ニューヨークの移民少年が成り上がっていく過程と、友情と絆、恋を描いた。

諏訪は公演後のあいさつでは涙で声を震わせた。「泣くつもりはなかった。ほっとしたのと拍手があたたかかった」。客席から愛を感じたといい「その愛で劇場を包み込んでくれた」と感謝した。

公演前はずっと緊張していたことを明かし、トップ望海風斗からは「大丈夫。ギャングは緊張しない」と声をかけてもらったという。

相手役の潤花は、諏訪の最後の新人公演に「諏訪さんの呼吸を感じて信じてやってみようと今日を迎えました」と話した。

東京宝塚劇場は3月5日。