漫画家の小林よしのり氏(66)が、俳優東出昌大(31)と女優唐田えりか(22)の不倫報道をめぐる批判の声に、「異常だ」と私見を述べた。

小林氏は25日、ブログを更新。「東出昌大と唐田えりかの『不倫』とやらが、そんなに悪いことなのかね? 全然分からんよ」と書き出し、「もちろん、杏は女優としてわしもファンだから、『杏を悲しませるな』と言いたくもなるが、東出のCMがなくなったり、ドラマの視聴率が落ちたり、さらには唐田えりかが芸能界追放かという話になると、ちょっと異常だなとわしは思う」とつづった。

続けて「不倫とは『倫理』的に不可ということだから、キリスト教的感覚だろう。一神教には『絶対』の観念があるから、結婚した者は第三者と恋愛すると絶対悪になってしまう。もともと日本人は一神教じゃないから、せいぜい『不道徳』という感覚しかない。道徳は徳への道だから、儒教的感覚と言える」と説明。「日本人は一神教が理解できないのに、『不倫』という言葉を流行らせて、妻や夫以外の恋愛は絶対的な悪という認識にまで高めようとしている。もはや日本人的ではない。異常だ」とした。