元乃木坂46の生駒里奈(24)が28日、大阪市内で、舞台「モマの火星探検記」の取材会に出席した。

原作は宇宙飛行士の毛利衛氏(71)の児童文学。17年の前回公演に引き続き、生駒が宇宙を夢見る少女「ユーリ」、矢崎広(32)が宇宙飛行士「モマ」をそれぞれ主演で演じる。

生駒は前回の上演時、乃木坂46に所属しており、「まだアイドルだったんですけど、この作品からきっかけだったり夢だったり、たくさん背中を押してもらった」。今回の再演に「またやれるのがうれしい。どんどんこの作品が好きだって気持ちが膨らんでいます」と喜んだ。

前回公演を振り返り「当時は20歳。『モマ』がきっかけではないけど、続けるか、卒業するか、芸能界を引退するかを、あのときは考えていた。ちょっとでもやりたい気持ちがあって、背中を押してくれたのがこの作品だった」。

生駒は11年に乃木坂46に1期生として加入。18年5月に卒業した。

卒業後の変化については「変わってなくて…。頑固さやストイックさが加速しました。ラフに考えられなくなりました」とも吐露。「責任の分散というか、役者は自分の名前で頑張ってるのと、最初からチームでやってるのは違う」と補足した。

女優として活躍する今の目標は「芸能界で生き残りたい」だといい、決意の強さものぞかせた。

出身の乃木坂46では、絶対エースの白石麻衣(27)が卒業を発表。相次いでメンバーが決断しているが、生駒は「1、2期生は自分の人生を考えてほしいって感じ。卒業してからこそが自分の人生なので、やりたいことをやればいいっていうのを、みんなに送りたい」と話した。

公演は2月1~2日に愛知・岡崎市民会館、同7~11日に大阪・サンケイホールブリーゼ、同15~16日に福岡市民会館で上演される。