悪性リンパ腫と診断され入院中の元フジテレビ笠井信輔アナウンサー(56)が、白血病と闘っている競泳女子の池江璃花子(19=ルネサンス)の言葉に「再び勇気をもらいました」とし、感謝の言葉をつづった。

笠井アナは20日、「池江璃花子さんの告白に涙…そして感謝」のタイトルでブログを更新。池江が19日に出演したテレビ朝日系「報道ステーション」のインタビューで、病名を告げられた時に「もう五輪について考えなくていいんだ」とプレッシャーから解放されてポジティブになったと語ったことに、「あまりの衝撃に心が揺さぶられてしまった」という。

「自分なんて、がんと判って『勘弁してくれよ。なんで俺なんだよ、なんで今なんだよ』です」と、自身が告知を受けた当時の心境を明かし、「今考えれば、それは退職して2ヶ月で悪性リンパ腫と判明した56歳のオヤジのボヤキでしかないなと 19歳の少女は急性白血病になって、『心が解放された』と言ったんです 同じように、がんを宣告された身だから余計に分かるのです それがどれほどの事なのか 今こうして書いていても涙が溢れて仕方がない 人もうらやむ金メダル候補がどれほどのプレッシャーと戦ってきたのか」とつづった。

続けて、池江が抗がん剤治療のつらさから一時は「死にたいと思った」というまで追い込まれるも、そうしたネガティブな思いを克服して元気な姿を見せたことに「自分はどれほど甘いんだ!と思い知らされました 池江さんに再び勇気をもらいました」と笠井アナ。「池江さん あなたの言葉にどれだけ力をもらえたかわかりません ありがとうございました」と感謝し、「私も必ずや復活して4年後、8年後の池江さんに その時60を超えたおっさんから声援を送りますから」と誓った。