三代目 J SOUL BROTHERSの今市隆二(33)登坂広臣(32)による「SPECIAL SHOWCASE」ライブの“ドーム最終公演”を取材した。

三代目のボーカル2人が、それぞれ単独でソロドーム公演を行うのは初めて。好評につき、4月にさいたまスーパーアリーナでの追加公演も決定したが、福岡、名古屋、大阪の3大ドーム9公演で25・7万人を動員した。

三代目として今年デビュー10年を迎える2人は、それぞれ17~18年からソロプロジェクトを始動。それぞれ役者としての活動も行っているが、単独でのアリーナツアーを成功させるなど、ソロ歌手としても着実にステップアップしている。

今回は一度の公演で、2人の“単独公演”が楽しめる形式で行われた。グループとしては何度も経験してきたドームのステージも、1人で立つことは感慨深かったようで、登坂は「10年前は、メンバーとグループとしてドームにいつか立ちたいと話していましたけど、ソロでこうして立てるなんて想像はできていなかったです。10年前の自分に言ったらビックリするでしょうね」。今市も「(EXILEの)ATSUSHIさんがやられていているのも見ていて、いつかはとは思っていました。1つの夢がかないました」と話した。

三代目では絶妙なハーモニーを奏でる2人も、ソロでは音楽の世界観が全くといっていいほど異なる。ともにソロプロジェクトが始動して以降、制作活動も意欲的に行ってきており、ソロ歌手として今後どんな歩みを見せていくのか、とても楽しみになる初のドーム公演だった。