今年の「島ぜんぶでおーきな祭 第12回沖縄国際映画祭」(4月16~19日)は、新型コロナウイルスのまん延を考慮して、大幅に内容を変更して開催することが26日、発表された。

予定していた映画上映、レッドカーペットなど人の集まる催しは実施せずに、過去11回の映画祭のパネル展と、首里城とその週編をPRする番組を放送する。

開幕まで、あと50日となった26日、那覇の首里城公園で50日前カウントダウンボード除幕式が開催された。

司会のお笑いコンビ、ガレッジセールのゴリ(47)は、昨年10月の火災で主要施設が焼失した首里城について「首里城のすぐ近くにある首里高校を卒業したので、ここは思い出深く慣れ親しんだ場所。火災のニュースはとても悲しかったが、復興を望む県内外の人々の思いを見て、沖縄は本当に愛されていると感じました」とあいさつした。

沖縄国際映画祭実行委員長の大崎洋吉本興業ホールディングス会長(66)は「私も50年前に首里高校を卒業し、学生のころは龍潭でサーターアンダギーを食べていました」とボケをかましてあいさつ。国内外で新型コロナウイルスがまん延する状況をふまえ、例年よりも内容を大幅に縮小して開催することを発表した。

佐久本武なは応援団団長は「待ちに待った映画祭が今年も始まります。今回は首里城への関心を持ってほしいという気持ちで開催します。コロナウイルスを吹き飛ばす気持ちで頑張りましょう」と宣言しました。

その後は、沖縄県の全41市町村の魅力をPRする41市町村全力応援芸人たちがステージに集結。ガレッジセールの掛け声に合わせ、式典出席者らの手によって白い幕が下ろされると、鮮やかな黄色いボードのうえに「50」のカウントが登場した。“全力応援芸人”のキャプテン、宮川たま子が「みんなで一緒に盛り上げていきましょう!」と呼びかけると、大きな歓声がわいた。