26日に放送された吉高由里子(31)主演の日本テレビ系連続ドラマ「知らなくていいコト」(水曜午後10時)第8話の平均視聴率が9・8%(関東地区)だったことが27日、ビデオリサーチの調べでわかった。前回より0・3ポイント、アップした。

第1話は9・4%、第2話は8・9%、第3話は10・3%、第4話は9・1%、第5話は8・7%、第6話は8・4%、第7話は9・5%だった。

吉高演じる真壁ケイトは、一流週刊誌“週刊イースト”の特集班記者。シングルマザーとしてケイトを育て上げた秋吉久美子演じる映画翻訳家の母・杏南が、ケイトの父親はハリウッドスター“キアヌ・リーブス”だといって他界する。社会の真実を暴きつつ、母の残した謎の言葉に翻弄(ほんろう)される。大石静のオリジナル脚本で送るお仕事系ヒューマンドラマだ。連載班の後輩で恋人の野中春樹を重岡大毅(ジャニーズWEST)、編集長の岩谷進を佐々木蔵之介、動物カメラマンでケイトの元カレの尾高由一郎を柄本佑、謎の自転車屋乃十阿徹を小林薫がそれぞれ演じる。

第8話で、ケイトは襲撃事件で腕を刺されながらも退院早々ネタ出し会議に復帰し、さらなる逆境が待ち受けているとは思いもせず、早速取材に奔走する。そんな中、上層部からケイトの異動について圧をかけられた岩谷は、上の要求を突っぱねるためケイトに右トップを狙う大ネタの真相を追わせる。

それは与党議員・梅沢の金庫番だった男・相田の自殺でうやむやになったワイロ疑惑で、全ての罪をかぶる遺書を残して自殺した相田だが、岩谷は梅沢の資金管理団体の帳簿が3カ月分消えたという情報をつかんでいた。トカゲのしっぽ切りをしたであろう梅沢の裏の顔を暴くため、ケイトは襲撃事件のトラウマを抱えながらも消えた帳簿探しに奔走するが、相田の妻・依子(遠藤久美子)からかたくなに取材を拒否されてしまう。一方、入院中の尾高は、無理して仕事をするケイトを心配する。そして翌日、ついにケイトが乃十阿の娘だという記事が他誌に掲載され、編集部は騒然となる。殺人犯の娘が週刊誌記者ということが公になりケイトを取り巻く状況は一転し、追う立場から追われる立場にもなり、さらなる逆境に立たされたケイトはそれでも記者として仕事に向き合おうとする。