テレ朝「特捜9」を包む15年目のほっこり空気感

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

コロナ禍でがらんどうになったスーパーの棚を見ては気持ちがささくれ立っていたが、先日参加したテレビ朝日系ドラマ「特捜9 SEASON3」(水曜午後9時)の取材会のおかげで、少し心が穏やかになった。

V6井ノ原快彦(43)主演の同作は、前身の「警視庁捜査一課9係」から数えて今年で15年目に突入する。山田裕貴(29)は現場の雰囲気について「毎年温かいなと。皆さんが家族の話をされるので、結婚したくなりました」と話すなどプライベートな話が盛んに交わされているようで、キャストの仲の良さはこの取材会だけでも伝わるものがあった。

「15年目だから言いたいこと」をテーマにトークを始めると、中越典子(40)は、昨年田口浩正(52)が繁殖させているカブトムシをもらわなかったことを振り返り「去年は家族会議で『いらない』ということになったんですけど、今年は興味を持ちそう」と、わが子の成長ぶりに触れながら笑顔。一方、井ノ原は、田口からもらった2匹のつがいが「150匹まで増えました」と報告。羽田美智子(51)は「すごい生命力~」とのほほんと感心しており、ドラマとは全く関係ないカブトムシの話で盛り上がる一幕があったのだった。

新型コロナウイルス予防の観点から、この日は屋外で行われる“青空取材会”となったが、井ノ原は「カブトムシの繁殖力パワーで乗り切りましょう」と謎の号令で会場の笑いを生んでいた。最後は「こういう話でいいの?」とオチもつけた。

春の暖かな日だまりと出演者のほっこりカブトムシ話が相乗効果を生んで、とても癒やされた気持ちになった。

暮らしにくさは増すばかりだが、出演者が健康で撮影を終えることを願いつつ、視聴者としては、このいい空気感が伝わる作品を期待するばかりだ。