歌手ピーターとして長く活動し昨年1月から1年3カ月間、芸能活動を休養した池畑慎之介(67)が4月から活動再開する。先日の会見で、興味深いエピソードを話してくれた。

池畑は「死ぬまでにやりたい100のこと」をつづったノートを持っていたのだという。やってみたい仕事、行ってみたい場所などを書き込み、実現するたびに1つずつ消していた。やりたいことが増えて100以上になっていたそうだが、これまでに70個近くの「やりたいこと」を実現し、消せたそうだ。

しかし、休養していた時期に訪れたパリで、その大切なノートをなくしてしまったとか。手元にあればぜひ見せてもらいたかった。

ただ、大切にしていたノートをなくしたという池畑の表情はかえってすがすがしかった。これからは「やりたいこと」にこだわらず、縛られず、その時々で情熱を傾けられるものに挑戦していく、そんな印象を受けた。

「世界一美しいおじいちゃんになりたい」と言って笑った顔が本当にきれいだった。