ロンドンブーツ1号2号の田村淳(46)が4日、パーソナリティーを務める文化放送「ロンドンブーツ1号2号田村淳のNews CLUB」(土曜午後1時)の生放送に出演した。先月29日に新型コロナウイルス感染による肺炎で亡くなった、コメディアン志村けんさん(享年70)をしのんだ。

淳は「(志村さんがメンバーだった)ドリフターズを見て育った。小学生の時にあれだけ笑いを届けてくれた人と、仕事で一緒になるという衝撃が一番デカかった。こんな人とテレビに出られるんだ、この人につっこんでいいのかと衝撃がすごかった。神格化されて、なかなか会えない人だったじゃないですか。そんな志村さんに、自分がつっこんでいるとかありえない」と振り返った。

そして、06年のTBSのバラエティー番組「史上空前!!笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ」で志村さんと共演した時のエピソードに触れた。淳は「お笑いコンビをシャッフルする企画の番組で、僕はダウンダウンの浜田(雅功)さんと組んで、ツッコミをやることになって緊張していた。志村さんが審査員で、相方が浜田さんという非常にストレスがたまる状態だったんです」。浜田から「遠慮しないでつっこんでこい」と言われたことで、淳は遠慮なくガンガン行ったという。

淳は「志村さんに『よかったよ、淳君。楽しむってこういうことだよね』って褒めてもらえた。どんな形であれ、受け止めてくれるんだなと分かって、気持ちが楽になりました。それからは、堂々と志村さんにもつっこめるようになりました。そういう空気を作ってくれる人だった」と感謝の言葉を口にした。