新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった志村けんさん(享年70)が司会を務めていた日本テレビ系「天才!志村どうぶつ園」が4日、放送された。もともと2時間特番だったが訃報をうけ放送内容を変更し、生前をしのぶ「特別編」として放送された。

04年に開始し「園長」志村さんがチンパンジー「パンくん」や捨て犬「ちび」などと触れ合う動物バラエティー。冒頭“飼育係”、嵐の相葉雅紀(37)が「信じられませんし受け止めきることができません」と悼んだ。嵐の中で1人だけ俳優の仕事が少ない時期に志村さんから「焦るんじゃないよ。相葉君には志村どうぶつ園があるでしょ。ドラマは3カ月で終わるけど、志村どうぶつ園はずっと続くからね。俺が続かせるからねって」と励まされたことを涙で振り返った。

志村さんのパネルが飾られ山瀬まみ、タカアンドトシ、ハリセンボンらがエピソードを話した。SNSでも高い注目を集め、ツイッターでは開始直後から同番組が日本のトレンドで1位に上昇。「涙が止まりません」「志村園長ありがとう」などの書き込みが相次いだ。今後について番組関係者は「同タイトルのまま、他出演メンバーも変わらず番組収録を続けるようです」と話している。